杉木立に囲まれた静かな佇まい。皇居新宮殿の基本設計も手がけた、日本芸術院会員の故・吉村順三先生による設計。その情緒豊かな設えにふさわしいきめ細やかな気配りをさりげなく、隅々にまで行き届かせた宿でありたい。大正14年の創業以来、温泉旅館の良さを大切に受け継ぎ常に大正屋独自の新しい魅力を創り続ける、嬉野温泉を代表する老舗旅館です。
嬉野の中心街から、南へ車を走らせること5分。緑深き椎葉山とのどかな棚田に挟まれ、椎葉川沿いに佇む一軒宿、それが「椎葉山荘」です。山間の清冽な風に乗って耳に届く木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声。音なき音が四季折々の渓谷美と相まって心を解きほぐし、何もないこと、何もしなことの贅沢さを実感させてくれます。